自動車を相続するときの手続き
自動車を相続するときの手続き
亡くなった人から相続した財産が車だった場合の手続きですが、大きくは相続税と車検証のふたつの手続きにわかれます。前者は税務署を通じて行いますが、税額の計算にあたっては売買する際の実勢価格をもとにして評価を割り出すのがふつうです。
それができない場合は耐用年数に応じて減価償却をしたときの評価をもとにします。
相続税の申告と納税の期限は10か月以内とされていますので、他の財産とあわせて手続きをすることになります。もちろん基礎控除額を超えない場合には申告はや納税は不要です。
さらに後者の手続きは運輸支局で行うことになりますが、提出する書類がいろいろとありますので注意が必要です。現物を誰が相続するのかがはっきりとわかる遺産分割協議書やその他の証拠書類を添えるのが基本ですが、評価が100万円未満であれば遺産分割協議成立申立書とよばれる簡素な書類でも足りる取り扱いとなっています。
ひとりで手続きができない場合は、行政書士などの専門家に依頼する方法もあります。
相続の財産の中にカードがあったら?未払い残高などの対処法
相続の財産の中にカードがあったら、やっかいな問題につながる可能性がありますのでこの記事で対処法を解説します。相続では借金などの負の財産も引き継がなくてはなりません。
未払い残高は基本的に相続人が支払いします。一括払いが原則ですが、分割払いにしてくれることもあるので問い合わせてみましょう。
ポイントについては、死亡時に失効するという規約がある場合がほとんどなので、ポイントは残念ながら失効してしまいます。飛行機にのったときにたまるマイルなど、一部のポイントについては承継できることがあります。
一般的にはポイントは承継できませんが、例外的に承継できることもあると覚えておくといいです。詳しくはポイントを発行している会社の規約を見てください。クレジットカードは引き続き使用することができませんので、クレジット会社に連絡をして解約手続きをしましょう。
口座が凍結するまでは引き続き引き落としされます。未払い残高やキャッシング残高がある場合には、自己破産をするという手もあります。自己破産をするとプラスの資産も相続できなくなるので注意です。